【眼圧の高くない緑内障】誤解していました

最近、目の中に黒い線や糸くずが見えるのが増えておかしいなと思ってググりました。ググルも何も昔から見えていたそれが「飛蚊症」。ずっと見えているので放置してましたが改めて調べたところ、急激に増えて見える場合は即眼科へと書かれていて、そう言えば私、「遺伝性緑内障」の経過観察中で検査を数年サボっていた…。という事を思い出しました。

気づいたのはコンタクトレンズの検診

自分が緑内障の可能性があると知ったのは今から15年ほど前。それは地元青森の眼科でコンタクトレンズを作る際に検査で指摘されました。それまでは「緑内障」とは聞いたことがあるけど、自分には全くの無縁の世界でどんな症状か知りませんでした。

初めての眼圧検査と視野検査

初めて視野検査を受けたところ既に視野欠損の箇所が見つかりました(15年くらい前の段階で)。だけどのその時は眼圧も高くないので緑内障または、遺伝性の視野欠損かもしれない。いずれにしてもまだ治療段階ではないので当分数ヶ月に一度の眼圧検査で経過観察をしましょう。と言われました。

「なーんだ、経過観察ならまぁいっか。」

もともと適当な性格な上に何においても仕事が優先な私。しかもその時はまだ20代後半か30代前半。若さもあって健康にあまり関心がなかったものでそのまま長期間放置しました。言い訳させて欲しいのですが、病院って行くと2〜3時間拘束じゃないですか!それもまだ自覚症状が出ていない視野欠損の検査で、都度会社に休みを申請したり遅刻したり早退したり…。なかなか出来なかったのです。(土曜日に行けよと思いますけど。娘も小さかったので土曜は土曜でバタバタだったのです。笑)

当然、良いわけない。

そして2022年になってコンタクトレンズの度数が合わなくて、改めて地元の眼科に行きました。すると「木村さん、あれ?眼圧を定期的に測りに来てと言ってなかった?」「えぇ…、し、仕事が…。」そんなやりとりがあって私も40も過ぎたしいい加減再検査をしなきゃなぁと思ったのです。でもその時は既に東京へ拠点を移す事が決まっていたので、どうせなら東京で専門医に診察してもらおうと決意!

<東京>緑内障の名医を探す

こちらに引っ越してから早速専門医をネットリサーチ。当然ですが数多くの専門医がヒットし、どこを選んだら良いのか全くわかりません。ですが、口コミ投稿が非常に多い事、同じ様に緑内障の治療をしている方の高評価の投稿が多いこちらの病院を選びました。

「眼科かじわら アイ・ケア・クリニック」

「眼科難民」を救済する日本一の眼科クリニックを目指していきます! (HPより引用)

このフレーズにグッときました。緑内障だけでなく白内障、糖尿病網膜剥離、花粉症の治療にも力を入れているようです。藁をもすがるおもいで予約を入れました。

日本人は平常眼圧の緑内障がほとんど

クリニックのHPには多くの救急患者さんもいらっしゃるので予約を取ってもお待たせする事がある。と書かれていましたのでそのつもりで挑みました。仕事もほぼ1日休みを取って、数時間かかっても良いようにして行きました。ですが思ったほど待たずにこの日は検査から診察へ進みましたよ。

中心のグレーの部分に欠損が及ぶと見えなくなるらしい。

検査をして結論から言うと、とっても悪化してしまっていました…。上記イメージ図のように欠損部分が拡大してしまっていました。

私が地元のクリニックで言われていた「眼圧が高くないから経過観察」と言うのは昔の話だそうです。今の情報では日本人の緑内障患者のほとんどが「正常眼圧緑内障」、そもそも眼圧の正常値と言うものは千差万別で身長と同じようなもの。身長が185cmの人もいれば、145cmの人もいる。一般的な眼圧の「正常値」は平均であってそれに当てはまっても当てはまっていなくてもそこが基準ではない。一人一人それぞれにとっての「正常値」を知る事が治療の第一歩である。本来であれば15年前の時点で「正常眼圧緑内障」と認定し早期治療をしているべきだった、と先生はおっしゃっていました。エーン…。サボったのも悪かったな。

すぐに治療?ではない。まずは自分の眼圧を知る

検査を待っている間にクリニックドクターの動画を視聴。動画の内容は緑内障の治療の方針についてと、私たち患者本人が緑内障と一生向き合う姿勢が必要という理解度を深めるものでした。
ちなみにですがクリニックでは最近YouTubeチャンネルも開設されたみたいです♪

花粉症でお悩みの方にもお役立ち動画

なんと緑内障は遺伝するそうで、うちの大学生の娘にも見事に遺伝していました。それを知ったのも娘のコンタクトを作る際に眼科の検査で発覚。ドクター曰く「緑内障に年齢は関係ない。若くても進行が早ければ失明の恐れもある。」との事なので、うちの娘も早期治療させることに決めました。若いうちはまずは精密検査をしてまだ進行が遅ければ数ヶ月に一度程度の眼圧検査で良いそうですよ。

「緑内障治療をデザインする。」

あれ?どっかで聞いたことのあるフレーズ。

そうだ!

「親子の時間をデザインする。」

これは我が社「mizuiro株式会社」の会社理念、製品開発ポリシーですが、似てますね。笑

そう、こちらのクリニックのドクターは「緑内障の治療は一人一人カスタマイズ、デザインするようなものだ。」と動画でも診察の際にも話されていて、患者としてはやはり心強い気がしましたね。

これから長いお付き合い

これ以上視野欠損の進行が早まらないように。心を入れ替えて毎月眼圧検査に通おうと決めました。若い頃は気がつかない、気にしない身体の悲鳴もなぜか40歳を過ぎると急にリアルな現実に感じられますよね。もしこの記事を読んで病院の定期検査をサボっていたり、心当たりがある方は私のように進行してから慌てないように早期通院してくださいね。

私は柴犬を飼い始めて朝と晩、吹雪の日も嵐の日も散歩をするようになってからは風邪を引かなくなりました。毎日の散歩は本当に面倒な時も多々あります。でも振り返ってみるとそのお陰で身体が強くなったようです。散歩は気分転換にも素晴らしい効果がありますし、車や自転車で通り過ぎるだけでは気が付かない一瞬の風景や感動にも出会えます。コロナ対策も同じだと思います。楽しく過ごす、笑う、よく食べる、ちゃんと寝ることで免疫力を維持。とにかくそれしかないと思います。どうぞみなさん健康であられますように。

クリニックすぐ側の錦糸公園は満開♪
生憎の曇り空でしたが多くの花見客がシートを広げていました。

私が生み出した「おやさいクレヨン」の公式ショップはこちら♪

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